自己愛性人格障害が持つ自己不信から生まれる強迫観念

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自己愛性人格障害が持つ自己不信から生まれる強迫観念

自己不信から強迫観念へ

自己愛性人格障害を持っている人たちの特徴として挙げられているのが自己不信であり、一見すると自分に対して自信に満ち溢れているような言動が目立つのですがその反面内診では常に自分に対して自信を持つ事ができずに不安を抱えています。これは小さい頃に親の愛情を無条件で受けることが出来なかった反動による心理で、自分には何の価値もない・無意味な存在だと考えるようになってしまいます。

 

ですがそんな自分自身を認める事ができないというところも自己愛性人格障害の特徴で、自分に対する不信感や不安を嫌悪しています。それらを感じないように防衛するために生まれるのが強迫観念で、「自分が 自分以上でなければならない」という意識を持ってしまうために傲慢な態度を取ったり他人を見下すような言動を繰り返してしまうようになります。

 

自己愛性人格障害の強迫観念に対する対応

自己愛性人格障害の人が持っている強迫観念の根底にあるのは自己不信であり、それは他人からアプローチをかけても自分で意識を変えていかなければどうすることも出来ない問題です。そのため基本的に自己不信からの防衛反応に対しては他人がどうすることも出来ないというところが現状になっています。

 

ただし自己愛性人格障害の人たちはそれを認識する事ができないので、対処としてできることはある程度距離を置きながら否定的な態度を取らないようにすると言う防衛対策になります。自分に自信がないのだから自身を持たせればいいと考えて賞賛すると言う人もいるのですが、これは返って逆効果になってしまったり状態を悪化させてしまう可能性があるので過剰に賞賛したり肯定するのではなく距離を置くことが重要だと考えられています。

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